物心つく前から愛用していた 小さなタオルケット

角っこを握りしめ 
ほっぺにスリスリするのが 好きだった

その姿を見て 両親は タオルケットに
「ムチュムチュ」と名付けた

日ごと ボロボロになる角っこ
それでも 捨てられない

ある日 台所にあったムチュムチュ
おっかさんが 踏んづけている

修学旅行に持っていく・・・とあたくしが
言い出す前に キッチンマットに 縫い直していた!!

持って行かんし‼

予告もなく訪れた
ムチュムチュの卒業